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肘折温泉郷の話題

 「あぁん?湯治だと?そんなの病気や怪我の治療のために行くんじゃねぇの?」


と、そんな声が聞こえてきますが、実は湯治と一言でいっても千差万別、まあいろいろあるのです。

そもそも湯治とはなんなのか?から紐解いて行きます。インターネット上の百科事典であります、wikipediaによりますと、

--wikipedia--
湯治(とうじ)とは、温泉地に長期(少なくとも一週間以上の)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為である。日帰りや数泊で疲労回復の目的や物見遊山的に行う温泉旅行とは、本来、区別すべきである。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%AF%E6%B2%BB)
--wikipedia--

とのことで、旅行とは別のものとされているものであります。

本気で病気や怪我の治療をするために数ヶ月にも渡る本格的な湯治が本来でいう湯治なわけです。

前置きが長くなりましたが、ここ、hijioriga.comで提唱している湯治は、上記のような硬派な湯治ではなく、なんというか軟派な、まあいうなれば「なんちゃって湯治」のようなものです。

ちょっと疲れがたまったからまたちょっと湯治に行って来るわ。てな具合に土日で済ませてしまうような、期間は長くてもせいぜい3泊4日で、平均的には2泊3日くらいの”プチ”な湯治。

ここは、自称プチ湯治評論家であります、不肖、ワタクシが簡単ではありますが、解説させていただこうと考えるのであります。

 ○プチ湯治の定義とは


定義など無いというのが本音ですが、それでは解説にならないので、もうちょっと考えてみました。「滞在中に何度も風呂に入る」というのが湯治の前提になるので、温泉旅館の中でも、チェックイン、チェックアウトの時間がはっきりしているところは湯治には向いていないことになります。つまり観光バスが何台も乗り付けてくる団体客中心の大型旅館は対象から外れるのであります。

次に、料金的な問題でありますが、金銭的に余裕のある人もない人も湯治というと大方予算が決まってきます。

「オレは金持ちだから、1泊3万円で豪華にやってくれてもいいぞ」

と息巻いて出かけたとしても、1泊2万円以上ということはまず無いでしょう。これもあうんの呼吸というか湯治場というところは、たいてい山奥などの人里離れたところにあるために、山で採れた山菜などを使うほか無く、高級な食材とは無縁ですので大方がこのプライスに収束します。

後で述べる「旅籠」と呼ばれる食事付きのコースでも8千円くらいが相場なのであります。

○旅籠と自炊の違い


さて、現代の世に暮らすワタクシは、この「旅籠」という言葉は、歴史の教科書でお目にかかっただけの言葉でありました。ほれ、東海道五十三次で、弥次喜多が宿場に泊まる時に、「旅籠宿」と「木賃宿」があり、旅籠は食事も付いている、木賃は素泊まりで、薪の代金くらいは払ってよ。という、なんというか過去の格差社会の話だと思っていたわけであります。
※注.もう一つ、大名などが使う本陣という豪華旅館もあったようです。

それが、ちょっと湯治に行こうと思い調べてみると、旅籠コース、自炊コース(木賃)などというものが存在するのです。これはもう江戸時代にタイムスリップしたような感覚でした。

ワタクシなりに、まとめてみると、、

旅籠コース
予算8千円〜1万円くらいで、1泊2食付き。食事はというと、普通の旅館とほぼ同じかちょっと品数が少ないくらい。運が良ければ、お刺身や天ぷらが付くこともある。

自炊コース
予算は4千円〜6千円くらいが相場。読んで字のごとく、素泊まりコース。食事は基本的に、米や味噌を持参して、朝市や、温泉街の売店で季節の野菜を買い、宿の調理場を借りて煮炊きをする。
ただし宿によっては、1汁1菜の食事が付く場合がある。これは、火事を出されると困るという理由からである。これはこれで煮炊きしなくて良いので楽ちんである。

 ○格好イイ湯治場の楽しみ方とは


今書いています。お楽しみに。。。

 ○ある阿呆の湯治


完全自炊の宿で炊事が面倒である場合、同泊している湯治客と仲良くなって・・・