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■山形新聞ニュース
肘折温泉の「雛巡り」始まる 春野菜で「雛ご膳」も

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2008年3月7日(金) 13:44

華やかな着物をまとった雛人形が各旅館で展示されている「肘折温泉雛巡り」=大蔵村・三春屋旅館

 大蔵村の肘折温泉旅館組合(柿崎泉組合長)が初めて企画した「肘折温泉雛巡り」が各旅館で始まった。古今雛や現代雛など色鮮やかな雛人形を約1カ月間公開し、期間中は素朴で豪華なお雛さまの食事をイメージした「肘折雛ご膳(ぜん)」も5旅館で提供する。

 旅館組合はこれまで、旧暦の雛祭りとして4月3日に雛人形を公開し、子どもや観光客らが雛人形を巡って歩く行事を実施してきた。「もっと長く展示してほしい」という要望を受け、今年から展示期間を約1カ月間に延長。全22旅館が参加し、3日から順次、展示を始めている。

 江戸時代から伝わる享保雛や古今雛、現代の雛人形まで、さまざまな時代の人形が、各旅館の宴会場や客室に飾られている。来訪者にはお茶やトチの実クッキーなどのお菓子のサービスがあり、フロントや従業員に声を掛ければ、誰でも自由に見ることができる。

 さらに、肘折温泉に伝わるお雛さまの食事を客らにも味わってもらおうと、「肘折雛ご膳」プランも企画。三春屋旅館で6日に開かれたお披露目会では、手まり寿司やサーモンとウルイの黄身酢あえ、菜の花のからしあえなど春の野菜を使った料理が紹介された。

 柿崎組合長は「ぜひ各旅館を回って雛人形を見てほしい。冬はイベントが少ない時期だが、今後も続けて定着させたい」と期待を寄せている。雛ご膳は予約が必要で、5旅館で独自メニューを楽しめる。問い合わせは同温泉旅館組合0233(76)2211。

(スペシャルサンクス 出典:山形新聞さん
 

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